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ネット教育アナリスト
尾花 紀子
1961年8月16日生まれ

・講演・執筆・IT教育・人材育成・研修開発・SNS相談
・Web活用&体制づくり・マーケティング・プロモーション etc...

新聞掲載より

朝日中学生ウィークリー 2006年1月1日〔16面〕

●サイバーウォーキング <88>



メールの心得

 自分が普通に出したメールが迷惑メールと思われることもあるという話を、12月4日号に掲載したIT教育コンサルタントの尾花紀子さんからうかがった。
  ある十代の女の子が、ママの友人(大人)にケータイメールで新しいメールアドレスを連絡した。ところが、いくら待っても返事が来ないので不思議に思って聞いてみたところ、「え? 迷惑メールだと思って読み飛ばしちゃってたよ」という返事が戻ってきた。
  女の子のメールは相手を不快にするようなメールではなかったが、普段あたりまえに使っている言葉づかいで、「○○で~す」と名乗る一文から始まるメールだった。
  尾花さんによると、迷惑メールは女子中高生がごく普通に使う言葉で書かれたものが多いそうだ。だから、「普段友達とやりとりするときの自然な文章」を送っただけなのに、相手の大人には迷惑メールと受け取られてしまったわけだ。

 
受ける側の立場になって気配り

 

 逆に考えれば、みんなが本物の迷惑メールを受け取ったとしても、違和感を感じない可能性が高いということ。だから「誰からのメールなのかが明確に伝わる工夫をして、危険なメールと見分けられるようにしよう」と尾花さんはアドバイスする。送る相手によって言葉づかいに気をつけるのも、大切なことかもしれないね。
 また、ある女子中学生が友だちからのメールを見て、寝込んでしまうほど具合が悪くなってしまった話もあった。受け取ったのは、イラクで人質となってしまった日本人が処刑される動画だった。送り主は、手に入れた特別な映像を見せびらかすような軽い気持ちで送ったのだろう。尾花さんは、「興味本位でやりとりした情報が、一生の心の傷になることもあります。相手の様子が見えないメールでは、つねに細やかな気配りを忘れないで」と言う。 
 最後に尾花さんからのメッセージ。「インターネットにはいろんな可能性があります。いまは技術が整い、みなさんは危険を避けて使っていく余裕があるはずです。ぜひ『安全運転』をして、人生に役立ててください」。
 



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